"不動産売却の舞台裏:トラブルに見舞われたAさんの経験"
これはお客様へ売却のご依頼をいただいたお客様A様が、以前相続した実家を売却した時に、様々なトラブルに見舞われ、売却する時の難しさを、身をもって体験されたと伺いました。
今回は、Aさんの経験を元に、不動産売却時に潜む潜在的な問題とそれに対する対策について語ります。
最初のトラブルは、査定価格と実際の売却価格の乖離(かいり)でした。不動産業者による査定では高い価格が提示され、期待を抱いて売り出しを始めましたが、いざ募集を出してみましたが現実には市場の反応が鈍く、全く問い合わせが来ませんでした。その後は依頼した不動産業者から値下げをしろと言われ、どんどん売却価格を下げることになりました。ここで学んだ事は大手・中小など会社の規模だけにとらわれず、査定額に過度な期待を抱くことなく、冷静に市場相場を把握することが重要だと痛感しました。
もう一つの問題は、買い手との交渉における不透明な情報でした。初めての売却ということもあり、買い手からの提案や交渉に対して疑問を抱えることが多かったです。特に価格交渉においては、相場や競合物件の情報を把握しておくことが、有利な条件で交渉するポイントとなります。
最も深刻だったのは、契約書の曖昧さとリスク回避の不備でした。契約書に含まれる条件や引き渡し時の取り決めが不十分であり、トラブルが生じた場合の責任分担が曖昧でした。専門家の助言を仰ぐことなく、軽い気持ちで契約書にサインしてしまったことに後悔しました。
このような経験をされたAさん、不動産売却においてトラブルを回避するためのアドバイスをいくつかご紹介します。
現実的な査定: 不動産業者の査定額に過度な期待をせず、複数の業者から査定を取ることで市場相場を把握しましょう。過去にあった不動産が成約になった事例だけではなく、不動産会社の担当者が行った直近の事例などを聞いてみるなど、冷静な視点で物件の全体の市場を理解することや担当者の経験などを知ることが重要です。
市場情報の把握: 買い手との交渉に臨む際には、市場の動向や競合物件の情報を把握しておくことが重要です。自身の物件を客観的に評価し、適正な価格交渉ができるよう心掛けましょう。
リスク回避の明確化: 契約書においてトラブルが生じた際のリスク分担や責任の所在を明確にしましょう。契約内容に不明瞭な点があれば、積極的に質問して納得いくまで話し合うことが大切です。
以上のポイントに留意することで、不動産売却時のトラブルを最小限に抑え、円滑な取引が実現できるでしょう。経験から学んだ教訓を共有し、他の方々が安心して不動産売却に臨める手助けとなれば幸いです。
株式会社アクシア
住所:埼玉県吉川市保1-29-9
電話番号:048-940-1700
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